心療内科と他の科では費用が違うのか

心療内科は他の診療科とは治療方法が違います。内科や外科などは患部を治すために薬物療法や外科的治療を施しますが、心療内科では心身に影響を与えていることとどう向き合うか、また時にはストレスの軽減などの療法として個々に合った薬を処方されます。薬の処方はどの診療科目でも行われることですが、心療内科では心の負担が心身に影響を与えている原因をどうすればいいのかなど、会話により苦しみを軽減させるなどの治療方法もあるのです。ここで気になるのが心療内科の治療にかかる費用はどれくらいかかるのか、ということです。特別な料金がかかるのだろうか、自己負担額は他の診療科目よりも高いのではないか、と懸念してしまい受診することを躊躇する人もいます。

国が予め決めている費用

心療内科を受診した場合、健康保険証に記載されている負担割合により異なりますが他の診療科目とあまり大差はありません。なぜなら保険診療での診療報酬は国で一律に決められているからです。つまり同じ治療が行われるのであればどこの病院でも同じ料金が求められるのです。具体的な金額の目安として心療内科や精神科で初診時にかかる費用は、3割負担で約2500円から5000円、再診では約1500円から2500円が相場であるといえます。診察以外にも必要により血液検査や時間外診療費などの費用がかかる場合もあるため、状況によりこの値段は異なる場合もあるのです。また各自治体により医療費の補助を受けられるところもあるため、長期に渡り治療が必要である人は病院や各自治体に相談してみることをおすすめします。