心療内科とは

普段の生活にはあまりなじみのない心療内科ですが、みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?ここでは心療内科について基本的なことをお伝えします。まずは詳しく知ることで、受診前の不安を取り除きましょう!

心療内科って何をするところ?

心療内科とは様々なストレスや心理的なことが原因で体に何かしらの症状が現れたり、心の悩みが発生することで体調不良になったりした人の症状を治療することを目的とした科です。一般的な内科とは違って心療内科…

どんな症状で心療内科を受診するの?

心療内科の診察室は、原則として椅子と机があって面談さえできれば十分です。患者が横になるベッドもありますが、採血や点滴などの医療行為が行われることは滅多にありません。患者は医師に対して心の悩みや身体…

精神科とはどう違うの?

精神科と心療内科の違い

精神科が扱うのは心の病です。うつ病・躁病、統合失調症、パニック障害、強迫性障害などです。不安、不眠症、幻覚、幻聴、妄想などの症状に対してカウンセリングをして精神疾患の診断をし行動療法や認知療法、薬による治療を行っています。心療内科は体に症状が現れる心の病気である心身症を扱います。パニック障害、摂食障害、PTSD、心身症の代表的な症状である過敏性腸症候群などの消化器疾患、腹痛、頭痛といった慢性痛、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患、偏頭痛のような神経疾患などです。やはりカウンセリングや行動療法、認知療法、薬による治療を行います。精神科と重複する診療内容もあります。例えば心身症は精神科でも扱いがあります。

実際の受診にあたって

精神科も心療内科も心の病を扱っていることには変わりがありません。受診する側としては、心の病を扱う精神科と、体に症状がでる心の病である心身症を扱う心療内科という説明を聞いても、ピンと来ない、じゃあ自分はこっちにしようという判断が難しい気もします。精神科と心療内科どちらに掛かるべきなのかは、心の問題だということがはっきりしているかどうかということが一つの判断基準のようです。精神や心の問題が原因で生活に支障を来していると自覚している場合は精神科を受診し、何が原因かはわからないけれど体に原因不明の不調が出て、その不調が専門科を受診しても異常なしであるような場合は心療内科を受診するということになります。しかし、この自覚できるかということも、自己判断では難しいところもあるでしょう。精神科と心療内科、両方対応している病院を受診するというのが安心です。

心療内科の治療方法とは?

心療内科について知っても、具体的にどんな治療をするのか分からないと、なかなか足を踏み入れにくいですよね。ここでは心療内科の治療方法や費用、事前に準備することなどについて解説していきます。心療内科を受診するのにためらっている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

具体的にどんなことをするの?

心の病と向き合う心療内科はその性質上、精神科と混同されがちです。心の病を扱う点は同じですが、精神科は精神疾患に対する治療を目的としているのに対し、心療内科は身体的な不具合を引き起こす心の問題の解消…

費用はどれくらいかかるの?

心療内科は他の診療科とは治療方法が違います。内科や外科などは患部を治すために薬物療法や外科的治療を施しますが、心療内科では心身に影響を与えていることとどう向き合うか、また時にはストレスの軽減などの…

受診の前に準備しておくことってあるの?

心療内科への受診を決めたら、必要な持ち物を確認しておきましょう。初めて心療内科を利用するとなると身構えてしまいそうなものですが、受診の流れは一般的な内科とあまり変わりません。まずは基本的な持ち物、…